台風2号2021たまごヨーロッパ・米軍の進路予想!日本への被害状況は?

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台風2号2021たまごが、2021年の4月13日に発生し名前が「スリゲ(Surigae)」です。

 

ヨーロッパ・米軍の進路予想や、日本への被害状況などが気になる方は多いのではないでしょうか。

 

日本では一般的に台風シーズンは8月9月のイメージですが、それより前からぽつりぽつりと発生しては、色々な国に雨と風をもたらしています><

 

あまり春先に台風が日本まで来ることはないですが、今回の2号は来てしまうかというところで話題になっています。

 

現在はカロリン諸島(ミクロネシアの島)付近の位置に移動していますが、今後は発達し、北上すると日本も新路上に入るのではないかと危惧されています。

 

いつも4月に台風が日本に来ないのは、この時期に日本列島を覆っている太平洋高気圧のおかげなんですね。

 

東風が強まるラニーニャ現象が昨年の夏から続いていると言われる日本ですが、今年の春のうちにこのラニーニャが収まり、東風が弱まってしまうという予報が出ています。

 

ラニーニャ現象では、太平洋高気圧が勢力を強め、夏熱く冬寒いという分かりやすい天気を生み出します。

 

台風も太平洋高気圧も東風(台風は東風→北風→西風と変化しますが)ではありますが、太平洋高気圧の方が強ければ日本には来ないで西に曲がるので、台風が来づらいと言われています。

 

しかしラニーニャ終息で、東風が弱まり台風が割り込んでしまうかもしれないというのが今回の台風2号で心配されていることの一つでもあります。

 

今回は、台風2号2021たまごヨーロッパ・米軍の進路予想や日本への被害状況予測などについてご紹介していきます。

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台風2号2021たまごのヨーロッパの進路予想!

台風2号2021たまごの、ヨーロッパの進路予想をご紹介します。

 

欧州での台風予報に使われるのは、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)というヨーロッパの23か国が加盟する、気象の解析や情報発信を行う組織です。

 

スーパーコンピューターによる予報のため、世界一の数値予報精度と言われています。

ヨーロッパでは農業用の予報として利用されるので中期という長いスパンの予報が出されています。

 

このECMWFの予報では、4月24日頃に日本列島の南に台風2号2021たまごが迫っているという進路予想がリアルタイムで出ていました><

 

台風2号2021たまごは、日本の沖縄に23日に接近予報で、予想気圧はなんと850hPa・風速は30メートルという予測になっています。

台風2号2021たまごの米軍の進路予想!

台風2号2021たまごの、米軍の進路予想をご紹介します。

 

アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)からの情報です。

 

合同台風警報センターはアメリカ海軍と空軍が共同で設置した国防総省の機関で、太平洋沖で発生した台風については日本にも情報が提供されています。

 

2021年4月15日の画像では、4月19日に「猛烈な強さに発達した台風2号」が、フィリピンの手前で進路変更して沖縄に向かっていることが分かります。

 

「なんでそこで曲がった!?」と思うのは台風あるあるですよね><

米軍の進路予想としてJTWCでは、台風2号2021たまごは北上を続け風速は50mになっています

 

そして、スピードを上げるのは2021年4月22日頃となっています。

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台風2号2021たまごの日本の気象庁の進路予想!

台風2号2021たまごの、日本の気象庁の進路予想をご紹介します。

 

4月23日の午後3時で、台風の予報円の中心が沖縄県のさらに南にあたる北緯22度25分、東経129度50分という位置になります

 

これは沖縄県の糸満市新崎岬の南端から460キロほど南の海上になります。

 

台風2号2021たまごが発達するのは海水温27度以上と言われています。

 

2021年4月の日本の海水温は、日本海側で12~18度・太平洋側でも18~24度と予想されているので、もしかすると日本に来ないかな?とも思える微妙なところです。

台風2号2021たまごの日本への被害状況予想は?

台風2号2021たまごの、日本への被害状況予想をご紹介します。

 

今までにも、4月に日本へ台風が来たことはります。

 

最も早く来たのは、1956年4月25日に台風3号が鹿児島に上陸したのが最速です。

この時の台風はすぐに弱くなっていったので、あまり被害などはありませんでした。

 

また、台風の上陸が多い都道府県は、「鹿児島・高知・和歌山・静岡」の順です。

 

沖縄は上陸よりも通過が多いのですが、今回の台風2号2021たまごは米軍・ヨーロッパの進路予想も沖縄県を通過すると言われていますので、十分、警戒が必要でしょう><

 

現状では上陸も不明で、日本の本土への被害予想もあまりされていませんが、現在の台風2号が「900hPa」の状態で日本に接近・上陸した場合の、過去の被害報告を見ていきましょう。

 

最近では、2019年10月に上陸した、台風15号、19号が900hPa前後でした。

15号よりも暴風域が広かった19号の方が被害は甚大でしたね><

 

台風19号は、「中心気圧900hPa・最大風速60メートル・最大瞬間風速85m」でした。

実際に被害は大きく、日本政府が激甚災害指定だけではなく、台風としては初めて特定非常災害にも指定したことでもその異常な強さが分かります。

 

この台風19号で、日本は甚大な被害状況が出ていますから、当時は、さすがに米軍・ヨーロッパの進路予想もここまでは想定していなかったでしょう。

 

過去の台風19号の日本の被害状況

  • 各地域での3時間ごとの降水量が観測史上1位を更新する記録的大雨
  • 大雨特別警報の発令
  • 天国に行った人105名、行方不明者3名、負傷者332名
  • 建物の全壊3229棟、半壊28107棟、一部破損40212棟
  • 床上浸水7524棟、床板浸水21549棟
  • 堤防決壊による浸水被害
  • ダムの緊急放水
  • 電車や高速道路の浸水、通行止め
  • 農業被害3446億円越え

 

などの被害が出ています。

東京では地下調節池などもフル稼働し治水を行っていましたね。

 

私も人生で初めて避難勧告が来て、小さい子供がいるしどうしようかと戸惑ったことを覚えています。

 

家の近くの川も橋のギリギリまで水が来ていて、落ち着いた後に見に行ったら川の流れが変わってしまっていました。

 

台風2号2021たまごも、900hPaは維持して勢力を保ったまま北上してくるので、日本へ来たら台風の被害は甚大です><

勢力が強い時間の長さや暴風域の大きさにもよりますが、風よりも雨の被害が目立ちます。

 

ライフラインだけでなく、交通や農業・工業への被害は台風が去った後も長く続きますし、今後勢力が変わらないようであれば早めに用心したほうが良いでしょう。

台風2号2021と去年の台風2号を比較!

台風2号2021と、去年の台風2号の勢力や被害状況などを比較しました。

 

2020年の台風2号は6月12日に発生していました。

 

フィリピンの東で熱帯低気圧が発生し、ルソン島を通過、フィリピンの西で台風となりました。

 

暴風域はなく、「中心気圧は996hPa・最大風速20m」でした。

 

日本には近づかず、香港や中国広東省が上陸に警戒を呼び掛けていましたが、南シナ海で熱帯低気圧に代わって消滅しました。

 

中国では洪水被害があったようですが、日本では被害報告はありません。

【2021年の台風2号たまごの最新情報】

  1. 位置:フィリピンの東沖
  2. 進行方向:北西
  3. 進行速度:時速20キロ
  4. 中心気圧:905hPa
  5. 風速:中心付近の最大風速は秒速55m・最大瞬間風速は秒速80m

 

すでに十分強いので、もうこれ以上発達しないで欲しいです><

台風2号2021の名前はスリゲで意味は鷲(ワシ)

台風2号2021の名前は、「スリゲ」で意味は鷲(ワシ)です。

 

気象庁のHPでは、台風の名前は、日本を含む14か国が加盟する「台風委員会」で、加盟国などが提案した名前が発生順につけられているんです。

 

約140個が用意されていると言われ、140個を繰り返して、全部使ったら1番最初の名前に戻る仕組みになっています。

 

大きな災害をもたらした台風につけられている名前は、それ以降の台風には使用しないようになっているので、実際は140個以上の名前があるでしょう。

 

もともとアメリカでは台風(向こうはハリケーンと呼びます)は、Aから順に人の名前を付けていくことが知られています。

 

同じ様に北西太平洋または南シナ海領域での台風に対して共通のアジア名をつけるようになったと言われています。

 

【使用目的】

  1. アジア各国の地域文化の尊重と連帯強化や相互理解の促進
  2. 馴染みのある名前にすることで防災意識を高める

 

2000年から始まった取り組みで、日本からは以下のような台風の名前が付けられています。

【日本から採用された台風名まとめ

  • コイヌ(5番目)
  • ヤギ(19番目)
  • ウサギ(33番目)
  • カジキ(47番目)
  • カンムリ(61番目)

 

  • クジラ(75番目)
  • コグマ(89番目)
  • コンパス(103番目)
  • トカゲ(117番目)
  • ヤマネコ(130番目)

上記のように、いずれも規定にのっとり星座の名前があげられています。

 

台風は1年に大体25個なので、5~6年で1周して、1の名前の順番に戻りますが、毎年1からではなく、前年の続きから始まるのがアメリカのハリケーンとの違いでしょう。

 

今回話題の台風2号2021「スリゲSurigae」は、北朝鮮の提案した名前で、鷲の名前です。

スリゲは87番目なので、今年の台風は86番から始まったんですね(*^^*)

86番目は中国の提案した、ドゥ―ジェンという「つつじ」を意味する名前でした。

 

こういうところからその国の文化を知って尊重しようという意味もあるんだなと分かりました。

 

台風2号2021たまごのまとめ

台風2号2021たまごの、ヨーロッパ・米軍の進路予想としては北上を続け風速は30m~50mになっています。

4月23日の午後3時で、台風の予報円の中心が沖縄県の南の北緯22度25分・東経129度50分の位置に移動し、4月24日の時点では、日本列島の南に迫るでしょう。

 

そして、最もスピードを上げるのは2021年4月22日頃です。

4月に発達した台風が来るかもしれないという久しぶりの予報に、警戒する人も増えてきています。
最近は台風被害も大きく、警戒する人が多くなるのは分かります。

 

備えるのにも時間が必要ですし、夏の台風シーズンに向けての準備も併せて始めておきましょう。

 

刻一刻と情報が変わる気象予報ですが、今はリアルタイムで天気予報を見ることが出来る「Windy」もありますので、様々な情報を駆使して台風情報をリサーチし、備えてください。

 

台風2号2021たまごヨーロッパ・米軍の進路予想!日本への被害状況は?

についてまとめてみました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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