竜涎香(龍涎香)は昔から「浮かぶ金塊」とも言われ、今でも「金」よりも価値がある天然香料です。
どんな香りがするのかや、お香や線香の匂いかなどが気になる方は多いのではないでしょうか^^
人体に悪影響があったら嫌ですよね><
別名は、「アンバーグリス」とも呼ばれて、海岸を散歩して偶然見つけた人がいたり、一攫千金を狙って漁師達が海へマッコウクジラの死骸を探しに行ったりしています。
今回は、竜涎香(龍涎香)はどんな香りなのかや、お香や線香の匂いがするのは本当なのかと、人体に悪影響などについてご紹介していきます。
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目次
竜涎香(龍涎香)はどんな香り?
アンバーグリスって実在するのか( ˙ㅿ˙ )https://t.co/A7UVXqVO86
— Daros’s ARK (@ArkDaros) June 2, 2021
竜涎香(龍涎香)は、どんな香りがするのかご紹介します。
とても貴重な天然の香料で、はるか昔から神聖なものとして扱われてきました。
竜涎香(龍涎香)は、古いものは「麝香(じゃこう)」の香りに近いと言われており、新しいものは「良い香り」とは言い難い悪臭がします><
マッコウクジラの吐瀉物(排泄物の説もある)からできたものです。
【竜涎香(龍涎香)の作られ方】
- マッコウクジラがコウイカを食べる
- コウイカの嘴(くちばし)がマッコウクジラの腸壁を傷つける
- マッコウクジラの腸壁から何か出てくる
- 消化しきれなかったものを吐き出す(もしくは下から出す)
- 吐瀉物(排泄物)が海上を漂ううちに、日光などに触れて成分が変化してくる
上記で、新しいものは「悪臭」と紹介しましたが、元々は吐瀉物(排泄物)ですからそれなりの、生臭い感じの匂いがあるのは仕方ないでしょう。
海上を漂ううちに、吐瀉物(排泄物)が太陽の光に影響を受けて良い香りに変化していくと言われています。
そのメカニズムも徐々に解明されつつありますが、元々はマッコウクジラの体内にあったものが、良い香りのものに変化していくのだから本当に不思議ですよね(*^^*)
竜涎香(龍涎香)はお香の匂いがするのか香りを調査!
竜涎香(龍涎香)は、お香の匂いがするのか香りを調査しました。
天然香料としてさまざまなフレグランスに使用されています。
以前は「お香」と言えば、「お線香」と言われていましたが、最近は、さまざまな香りを楽しむ「お香」も発売されています。
火をつけて楽しむもので、その燃える匂いから、とても不思議なことに花の香りやフルーティーな香りも楽しむことができます^^
また、たちのぼる煙からもさまざまな香りを嗅ぐことができるのですね(*^^*)
そして、竜涎香(龍涎香)はお香にも使われています。
「全ての商品に」ではなく、香りによって使い分けされているのですが、竜涎香(龍涎香)が使われたお香には「エキゾチック・オリエンタル」系の香りがするんです(*^^*)
お香の全てに竜涎香(龍涎香)が使われているわけではなく、香りによって材料が違ってきます。
その中で、龍涎香が使われているお香もあると言うことになります。
エキゾチック・オリエンタル系の香りのお香の多くに使われているのでしょう^^
竜涎香(龍涎香)はとても、貴重で高価な香料ですから、なかなか原料としているお香は発見が難しいですが興味のある人は探してみてくださいね(*^^*)
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竜涎香(龍涎香)は線香の匂いがするのか香りを調査!
竜涎香(龍涎香)は、線香の匂いがするのか香りを調査しました。
お香と線香には違いがあります。
お香は香りがついたお線香で、お線香は基本的にお仏壇にお供えするものです。
お線香の香りは、とても独特ですが、とても落ち着く香りだと私は思います(^^)
お仏壇にお供えするお線香は、メーカーによって原材料は色々です。
昔から「白檀(びゃくだん)」や「抹香(まっこう)」などの香木が使われていることが多いでしょう。
白檀(びゃくだん)は、「木そのものが香る」と言う、天然の香料の一つでもあります。
この白檀もとても貴重なものなのです^^
白檀(びゃくだん)の香りと、竜涎香(龍涎香)の香りは全く違うものだと言われています。
簡単に言えば、下記のような違いです。
- 竜涎香(龍涎香)…生き物の香り
- 白檀(びゃくだん)…木(森林)の香り
元々の原料に香りの違いがありますから、香りもお好みになるでしょう。
そして、もう一つの原料でもある「抹香(まっこう)」は、実は竜涎香(龍涎香)の香りに近いと言われているのです。
お仏壇にそなえる用のお線香には、竜涎香(龍涎香)の香りに近いものがある場合があります。
「マッコウクジラ」の「マッコウ」は、「抹香(まっこう)」からきています。
お線香には、白檀(びゃくだん)が使われていますが、「抹香(まっこう)」も使われている商品もあります。
竜涎香(龍涎香)は、この「抹香(まっこう)」の香りによく似ているんですね^^
ですので、お線香の香りは使われる原料により、香りは違うかもしれませんが、竜涎香(龍涎香)の香りに近い商品もあります。
竜涎香(龍涎香)の練り香水の香りはどんな感じ?
竜涎香(龍涎香)の、練り香水の香りはどんな感じなのかご紹介します。
吹きかける香水ではなく、ハンドクリームのような塗るタイプの香水です^^
ハンドクリームのようにベッタリ塗ることはないですが、同じような軟膏タイプだと思ってください。
扱い方は、商品によって多少の違いはありますが、竜涎香(龍涎香)を使った練り香水は、香りの持ちがとても良いと言われています(*^^*)
これは、竜涎香(龍涎香)の香りの特性で良い香りが長く持続すると言う特徴があります。
なんでも「40年前に香りをつけたものからも、まだ香る」とも言われ、手についた竜涎香(龍涎香)の香りは、水仕事をして、何度も手を洗う機会があった場合でも、数日間香りが残っていたんだとか。
脅威の持続力ですよね!
竜涎香(龍涎香)は、とても貴重で高価な香料ですが、「長く香りを楽しみたい」という人にピッタリでしょう^^
長く香りを楽しむことができるので、ある意味、頻繁につける必要がないので、竜涎香(龍涎香)を使った練り香水はリーズナブルな商品でしょう。
竜涎香(龍涎香)の香りって人体に悪影響は?
竜涎香(龍涎香)の香りって、人体に悪影響はあるのかないのかご紹介します。
時間の経過と共に色々な香りがするので、人によって感じ方は様々です。
【竜涎香(龍涎香)の香り】
- ムスキー
- 排便臭
- 抹香(まっこう)
- 麝香(じゃこう)
- 高貴な香り
「排便臭」は、まだマッコウクジラが吐き出して間もない竜涎香(龍涎香)です。
海上を長く漂い続けたものほど、とても高価なものと言われています。
人には、香りの好みがありますから、苦手な人もいるでしょう><
ですが、かつては「漢方薬」としても使用されてきましたんですって!
とても高価な漢方薬だったようなので、使える人は限られていたんだとか><
昔から「漢方薬=薬」として利用されてもきましたから、そこまで人体に悪影響はなかったでしょう。
薬としての悪影響はなかったと思いますが、その香りで多少影響があるとも言われています。
これは竜涎香(龍涎香)に限ったことではありませんが、「香り」は人体に色々な影響を与えています。
香りが人体に与える影響に「リラックス効果」があります。
好きな香りを嗅いだときに、気持ちが落ち着きますよね(*^^*)
私達が「アロマオイル」を使ったり、良い香りの「ボディソープ」を使うのは、気持ちを落ち着かせるためでしょう。
ただその逆もあり、自分の嫌いな香りや強すぎる香りは好まれない傾向があります。
世の中には「香害」と言う言葉もありますから、この場合は「悪影響」が顕著に現れている状態です。
心理的にも香りは、色々な影響を与えてくれます。
竜涎香(龍涎香)の香りは、人にもよるそうですが、良い香りがするだけではなく「女性の気持ちを落ち着かせる」効果があると言われています(*^^*)
そして、相手に対して「親近感を増幅させる」効果も高いんだとか。
竜涎香(龍涎香)の香りの効果は、良い影響を与えるのか、それとも悪影響なのかを知るのは当人のみでしょう。
香りは、「人体に良い影響もあるけど悪影響を及ぼす場合もある」と言うことになります。
竜涎香(龍涎香)の香りはどんなマッコウクジラでも同じ?
竜涎香(龍涎香)の香りは、どんなマッコウクジラでも同じなのでしょうかご紹介します。
マッコウクジラの吐瀉物から作られていますが、鯨に個体差があるように竜涎香も匂いや形に違いがあります。
白色や黄色が価値が高いのですが、長い時間海を漂流して酸化していくごとに丸みを帯びて、色が白くなっていくのですね^^
長期間、海面を漂い続けた竜涎香(龍涎香)ほど価値があると言うことでしょう。
色がそこまで白っぽくなく、マッコウクジラが吐き出して間もないものは、価値がそこまで高くなく時間が経過して白色や黄色に変化していたら価値が高いと判断できます。
色が黒っぽいものは、そこまで香りは強くないと言われており、匂いが長持ちすると言われています。
そして、一番肝心のマッコウクジラの個体差によって香りは変わってくるのか、はたまた同じ香りなのかは解明はされていません。
ただ、人間でも一人一人「体臭」が違うように、マッコウクジラも匂いが違うのではないでしょうか。
マッコウクジラが吐き出す、竜涎香(龍涎香)の大きさや匂いも、その時によって違うでしょう。
マッコウクジラが吐き出す竜涎香(龍涎香)は、個体によって違う場合もあると思いますが海上を漂う時間によって価値が変わってくるので、漂う内に酸化していき漂着する期間の長さによって、香りも変化していくのでしょう。
竜涎香(龍涎香)の正体がわかったのも、商業捕鯨が始まりマッコウクジラの体内から見つかったから体内で作られるものだったとわかったからです。
それまでは、中国では未知の存在で空想上の龍の涎だと長いこと信じられていたのです。
色々な偶然の産物が、とても高価な香料になり今では金よりも価値があると言われているのが「竜涎香(龍涎香)」です。
品質によって、グレードがありますから、個体によっても「香り」は多少の違いがあるでしょう。
【竜涎香(龍涎香)の関連記事】
竜涎香(龍涎香)はどんな香りのまとめ
昔から、竜涎香(龍涎香)は希少価値が高く、大きさや色によって更にその価値が変わってきました。
香りは下記のような香りと言われています。
- オリエンタル系
- 抹香
- 麝香(じゃこう)
- 高貴な香り
- とんでもない悪臭
個体差もあるし、海を漂っている期間の長さの違いもあるための「差」でしょう。
「高貴な香り」っていう響きが、良い匂いなのか悪臭なのかイマイチ判断しにくいですよね(笑)
ただ、昔から「香料の原料」として使われてきたのですから、大多数の人に「良い香り」と思われていたのでしょう。
「マッコウクジラ・コマッコウクジラ」の体内のみから、創り出されるので神秘的なものなのは間違いないでしょう。
昔から、人々に愛されてきた香りを、これからも長く楽しみたいですね^^
竜涎香(龍涎香)はどんな香り?お香や線香の匂いか調査!人体に悪影響は?
についてまとめてみました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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